公開日:2010/03/01
【第132号】Exaflopsシステム (1)
前々回に京速システムの話をしましたが、世の中はすでにその100倍超の性能を持つExaflopsシステムの検討を始めています。IBMやCRAYはすでに、Exaflopsシステムに必要な技術の検討を行う独自の検討チームを始めています。また、研究者達はExaflopsで利用されるアプリケーションソフトウェアについて議論するチームを2年前から始めています。それが「International Exascale Software Project」(http://www.exascale.org/)です。このチームは、アメリカ、日本、ヨーロッパ等世界各国の民間、大学、官公庁の研究者から構成され、Exaflopsシステムに必要なアプリケーションのアルゴリズムやプログラミングモデルについて検討しています。日本からは、東工大の松岡教授がExecutive Committee、筑波大の佐藤教授がProgram Committeeとして参加しています。これまでに3回のミーティングが開催されており、昨年10月にはつくばでも開催されました。この会議のスポンサーは、米国エネルギー省(DOE)と全米科学財団(NSF)です。このような会議にも、アメリカは投資を惜しまないようです。それと比べると、日本のスパコン政策は次世代スパコンで迷走し、国としての方向性が失われたような気がします。日本も省庁間の壁で戦っているだけでなく、日本全体として、広くはアジアまたは世界全体の中での立場を検討する必要があるのではないでしょうか?
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